妊娠糖尿病治療に挑む!ベストセラー『ケトン体が人類を救う〜なぜ糖質制限で健康になるのか』宗田哲男著(光文社新書)これまでの糖尿病治療に激震の話題作!
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『妊娠糖尿病に対する糖質制限食による管理と高ケトン血症の安全性の検討』

『妊娠糖尿病に対する糖質制限食による管理と高ケトン血症の安全性の検討』
ちょうど、今から2年前。
私、宗田哲男が上記のテーマで「日本産婦人科学会」で発表した日です。
すこしづつ変わって行くといいですが。
「妊娠糖尿病をインスリンで管理する」というような愚かなことは早くやめてほしいですね。

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こんにちは、産婦人科学会で初めてだと思います、糖質制限食による妊娠糖尿病管理を発表してきました。まあ、静かなポスターセッションで少し拍子抜けしました。最初ですから、仕方ないでしょうが・・
多分多くの産科医には理解できなかったものと思います。そして産科医で糖尿病に詳しい人は、今回の座長はじめとして、本当に僅かです。でもその代り、内科中心の、糖尿病妊娠学会での悪罵、襲撃型のような理性のない医者はいませんでした。

ですから座長の「今はやりの糖質制限です」という紹介から始まったのも笑いです。ほかの発表が、帝王切開が増えて、早期産が増えて管理は大変なものという中で、何も困らないなんて、不思議すぎたのでしょう。

また倫理委員会の存在なども質問されましたし、アメリカの糖尿病学会が行っているのは妊婦ではなく成人糖尿病である点なども言われました。親切でもあり、良心的な指摘だとは思います。

ケトン体が胎盤内で高いことについて「それは点滴で糖をあたえていないからだ」という座長の意見は笑いものでした。これが最高レベルなんですね。ケトン体は飢餓の象徴なんです。でも座長がカロリーは制限しないというのはいいなあ、体重が減っていくのは魅力的だなあ、これは妊娠前にしてほしいなあ、などという声は好意的に考えたら糖質制限の威力を感じたものでしょう。

妊娠糖尿病というのは不思議なジャンルなんです。妊娠して糖尿病とわかるとたいていは内科に紹介して内科管理に入ります。内科は食事療法で無理だとなるとインスリンを開始します。ご存知のようにインスリンは肥満ホルモンですから肥満とインスリン増加との闘いが始まります。

産科医はその間は全く関与していないので糖尿病の治療には関心がないか理解できません。そうなるとある程度のところで、生ませてしまうということになり誘発分娩が多くなり、帝王切開が増えて、しかも年齢が進んでいて妊娠高血圧症候群も増えてしまいますから、医療的な介入が必要になります。中には程度の軽い妊娠糖尿病が、1型劇症糖尿病を発症させてしまいます。1型糖尿病の20%が妊娠を契機に発症します。

糖質制限をしますと、まず妊娠中であれ、普通の妊婦になってしまいます。体重も普通に管理できます。肥満の方は体重が減ります。
当院では、帝王切開も激減し、誘発分娩は、皆無に近く、しかも
妊娠高血圧症候群がないです。何しろ最近見たことがない。血圧も下がってしまうのは糖質制限では普通ですね。ですから自然分娩で普通にうめます。こういうことが理解されるには、まだまだ時間がかかると思いました。

FBで糖質制限をしている方々の方が、はるかによく勉強しています。
医者や栄養士の方が、既成概念で生きているようです。

2016年4月19日
宗田マタニティクリニック
宗田哲男

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