カサブランカ企画の関口です。
7月30日（日）沖縄の国立国際劇場おきなわにてドクターチームの宗田先生と三島先生と今西先生のぬちぐすい医療講演会が開催されました。
総勢400人を超える参加者。
あの広い国立劇場の一階席がほぼ満員という大盛況の中、講演会はスタート。
1番バッターは今西先生。
今西先生は離乳食について、糖質制限の定義、糖質の問題点、糖質制限の歴史などについてお話し下さいました。
高インスリンが肥満を作ること。
血液中を流れる糖は普段は5グラムなのに、ご飯一膳を食べたらその10倍の糖が50gが一気に血液中に流れ込む。
これが身体に負担をかけていることなどをこれから糖質制限に取り組む人たち向けに非常に分かりやすくご説明されていました。
今西先生の１時間のお話の中で、私が特に興味深かったのは、沖縄において乳児期後期検診（9-10ヶ月健診）における貧血の割合22%もあるということ。
赤ちゃんの5人に1人貧血。
これは非常に危機感を持つべきことだと思っています。
そして、鉄不足は身体の発達・心の発達・知能の発達に悪影響が出て、知的機能と運動機能の障害が起こる原因になる。
これが医学の教科書に書かれているのになぜ乳幼児の鉄の補給がもっと意識されないのか。
機能障害は鉄剤を入れても回復しないので、乳児〜小児の時期に鉄をしっかり満たしておかないと駄目だということを改めて再認識させられたお話でした。
また、赤ちゃんの食事は早くから色々な食材を食べたほうが食物アレルギーになりにくく、補完食でアレルゲンになりやすいものをあえて食べたほうがいいという最新のアレルギー情報も大変参加者の皆さんが興味を持っていらっしゃったようでした。
お次は宗田先生。
50年間で50倍に直線的に増えた糖尿病。
全く減る気配がなく、増え続けているのは治療の効果がないということ。がんも同様。
では最新の治療法は何か？
そこでケトン体の出る糖質制限をしましょうということを沢山の説得力のある臨床を示しながらご説明くださいました。
またSGLＴII阻害薬の効能・インスリンの害・ケトン体サプリメントの効果・完治しないと思われていた妊娠糖尿病が糖質制限とケトン体で治るということ・高ケトンと抵インスリンを保つことの重要性・エネルギー源としてのケトン体をどう扱うか・ケトン体を出す具体的なやり方などについて、会場からドッと笑いが起きるほど冗談を交えながら力強くお話しされていました。
ケトン体を知って健康に生きよう。
会場の皆さんが宗田先生のケトン体のお話に引き込まれ、あっという間の１時間の講演でした。
最後は三島先生がご登壇。
三島先生は子供の教育における糖質制限の効果の素晴らしさについてあらゆる側面からお話し下さいました。
子供の困ったの問題として、ADHD、LDの改善、家庭内暴力、不登校問題の解決。
子供の健康面では、アトピー、ぜんそくの改善、鼻炎花粉症、巻き爪、水虫の改善、インフルエンザにかからない、生理不順の解消。
そして、子供の成績面では、穏やかな性格、集中力・持続力・居眠りなし・成績アップで難関校合格。
子を持つ親がこのお話を聞いたら、糖質制限を子供にもさせようと思う内容が盛りだくさん。
糖質制限やお料理についてクイズ形式にしたり、会場の皆さんの調和を大切にした心温まる三島先生の語り口。
そして今回、個人的に私がとても興味深かったのはアドラー的子育てについてのお話でした。
褒めない（幼児期は褒めてよい）、叱らない子育て。
子供を褒めないで見守るというのは私の頭の概念にはなかったので、とても新鮮な気持ちでお話しをお伺いしました。
また、これは三島先生の問いかけで分かったことですが、今回会場にいらっしゃった400人以上の参加者の方達のほとんどは、まだ糖質制限実践者ではなかったことも驚きの１つでした。
お三方の先生たちのお話しを聞いて、糖質制限を実践してみようと思われてる方が多いに違いないと思った理由は書籍販売の状況です。
講演会の休憩時間と終了後にロビーで販売されていたスーパードクターズの医療ムック本・宗田先生・三島先生・今西先生のご著書が飛ぶように売れていたことがそれを物語っていました。
中でも宗田先生のケトン体が人類を救うと、5月に出た新刊の2冊は早々に売り切れ。
参加者の皆さんがが3人の先生のお話しを聴いて、糖質制限を始めてみようと思ってくださったことがとても嬉しかったです。
今回の医療講演会の総指揮官の菅さん。
そして、総勢20人近くの素晴らしいボランティアスタッフの皆さんの素晴らしいチームワークで、沖縄の国立劇場という大舞台で糖質制限とケトン体の講演会は大成功。
少なくとも今回、400人を超える沖縄の方達に糖質制限の素晴らしさが伝わったことは大変喜ぶべきことです。
講演を聴いて下さった参加者の皆さんがこれから糖質制限とケトン体生活を通して、その効果を体感してくださることを願って、宗田先生達と共に会場を後にしました。
スタッフの皆さま、宗田先生、三島先生、今西先生、本当に素晴らしい講演会をありがとうございました。
