妊娠糖尿病は、インスリンは大量に分泌しています。
インスリン抵抗性が増している病態です。現在の治療法は、妊婦に必要とされる2700Kカロリーの食事を1600Kカロリーに下げて、さらには 血糖値の上昇を抑えるとして、食事の回数を3食の間に、さらに3回増やして、分食という6回の食事にします。
これは、持続的糖負荷食です。ちょいちょいつまむという、最悪の血糖管理になります。血糖値を下げるように見えますが、毎回、インスリンの追加分泌を起こし、それでも管理できなくなって、インスリン注射を増やして、さらに肥満が起こって、管理不能になります。
実際、40キロの妊婦が80キロになることもあります。1日6回の食事をすること、その3回増やした食事はすべて、糖質をとることで、追加分泌のインスリンをどんどん出すことになります。 インスリン抵抗性が、増しているのに、インスリンを使いますから1回に48単位の注射をするという(1日にしたら100単位以上使うこともある)凄まじい治療を行っています。
分食の代表例をお見せします。妊娠して赤ちゃんに必要な栄養をという考えなら、「柿の種」や「カップラーメン」がどんな意味があるのでしょうか?
これは胎児と妊婦への虐待です!長尾周格先生が紹介するJason Fung:著「THE OBESITY CODE」によれば、インスリン抵抗性の改善には最悪の方法であることがわかります 。