ジギルとハイドのようなビタミンC
―ある時は細胞を殺し、ある時は細胞を守るー
「ケトン体革命」の著書で有名な、
東京工科大学・佐藤拓己教授の研究室が
「未来の起源」(7月29日(日)22:54~@TBS)で紹介されます。
ビタミンCに興味のある方はご覧ください。
ビタミンCの二面性
ビタミンCには二面性があります。
還元型ビタミンCは細胞を殺し、酸化型ビタミンCは細胞を守る。
酸化型ビタミンCにはもっと秘めたパワーがあります。現在ビタミンCといえば例外なく、還元型ビタミンCです。
酸化型ビタミンCの可能性
酸化型ビタミンCに新しい使い方があると思います。特に認知症などの脳の慢性変性には効果甚大です。
私たちの体が使うエネルギーは、細胞質とミトコンドリアで産生されています。
二つを比較するとミトコンドリアを使うほうが圧倒的にエネルギー効率がよいのです。ヒトが若返るというのは、エネルギーの産生する場所を細胞質からミトコンドリアに主力を移すということなのです。
このためミトコンドリアを保護する分子として、酸化型ビタミンCに注目しています。
還元型ビタミンCをガン細胞に添加する
還元型ビタミンCをガン細胞に添加すると急速な細胞死が誘導される。これは高濃度ビタミンC点滴によりガンが退行することの細胞レベルでの再現です。
以下は東京工科大学のプレスリリースの内容です。
https://www.teu.ac.jp/press/2018.html?id=143
佐藤拓己
アンチエイジングフード研究室・教授
片柳研究所3階KW303号室
東京工科大学・応用生物学部・先端食品