いまだヒムスワース(~1935年~)の信奉者もいます。
砂糖産業→砂糖擁護研究者の育成→糖尿病には砂糖が良いという歴史がわかります。
ヒムスワースは高炭水化物食を取らせた群と、低炭水化物(高脂質)食を取らせた群とで糖負荷検査を行い、低炭水化物食群で優位に血糖値が上昇したことを示しました。また、二つの群にインスリンを投与したところ、低炭水化物食群の方が血糖値の低下が少なかったことから、低炭水化物食は耐糖能障害を引き起こすと結論付けました。
・・・これをもってヒムスワースは高炭水化物食は糖尿病に保護的に働き、低炭水化物食は糖尿病を悪化させるとしました。
また、ヒムスワースは糖尿病患者の低血糖昏睡に砂糖が著効することから、糖尿病患者には砂糖は最も良い食品であり、全ての糖尿病患者に砂糖の摂取を推奨しました。